海外駐在員の目から見た日本とイギリス


by Mikihiko_Makita
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2006年 09月 02日 ( 1 )

british honor

8月31日~9月1日の2日間、仕事でイタリアのミラノへ。

同僚のイギリス人Benと常に一緒に行動したのだが、出張の内容はともかく、帰りの機内での僕たちの会話は非常に興味深かった。日本人とイギリス人の祖国を代表する料理について、かなり踏み込んだところまで話が及んだのだ。

僕   「例えば、外国人の友人がロンドンのBenを訪ねてきたとするよ」

Ben 「うんうん」

僕   「その友人が『イギリスならではの料理を食べたい』と言う」

Ben 「うんうん」 (次第に顔が険しくなる)

僕   「Benはこの友人にどんな料理を勧める?」

・・・ しばし沈黙。

Ben 「イタリアンかフレンチだね」

僕   「だから、それは違う国の料理だってば」

Ben 「そうか。 だったら カレー」

僕   「だから、それも発祥はインドでしょ」

Ben 「SOHOのチャイナタウンに連れて行って点心でも食すか」

僕   「なめてんのか お前は」

Ben 「悪かったよ。どうしても"typical british"というなら、ローストビーフかローストポークだね、でもあまりお勧めはしない」


イギリス人は、サッカーや英語のことになると血相を変えてイギリス人であることを誇りとする。しかし、こと料理については完全に他国任せなのがどうも納得が行かない。多国籍料理が主流となったイギリスの台所事情を加味しても、真っ先に「これをお勧めしたい」という英国代表料理が無いと言うのも情けない話ではないか。

そこに 誇りは ないのかい?


「Mackyの言いたいことはよく分かるよ」

ロンドンに向かう機内で、Benの言葉が僕の胸に空しく響いた。
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by mikihiko_makita | 2006-09-02 07:32 | 習慣