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海外駐在員の目から見た日本とイギリス


by Mikihiko_Makita

2006年 03月 16日 ( 1 )

Do-Re-Mi

昨日、映画(といっても最初はブロードウェイのミュージカルだったけど)「the sound of music」のドレミの歌について触れたが、英語詞と日本語詞との違いに興味を抱いたので、少し調べてみることにした。


まずは [英語詞]
"the sound of music"では、ヒロインのマリア先生が、厳格な軍人の父を持つトラップ家の子供たちに原っぱで音名(ドレミ)を教える場面。

Let's start at the very beginning
A very good place to start
When you read you begin with
A-B-C
When you sing you begin with do-re-mi
Do-re-mi
Do-re-mi
The first three notes just happen to be
Do-re-mi
Do-re-mi
Do-re-mi-fa-so-la-ti
Oh, let's see if I can make it easier


マリア先生曰く 「もう少し分かりやすくした方がいいわね」
で、ここからドレミの歌が始まる。

Doe, a deer, a female deer
Ray, a drop of golden sun
Me, a name I call myself
Far, a long long way to run
Sew, a needle pulling thread
La, a note to follow sew
Tea, I drink with jam and bread
That will bring us back to do...oh oh oh
...(冒頭のDoeへ戻る)

「ラ」の説明が「ソの次に続く音よ」でちゃっかりまとめられているはどうかと思うが、あとの的確な言葉遊びは素晴らしい。心底脱帽。

で、少し長くなるがこのドレミの音階の原型は、1024年(!)にイタリアの僧侶により考え出されたのが最初らしい。カトリック教会で「聖ヨハネの生誕」の祝日に必ず歌われる「聖ヨハネ賛歌」の各フレーズの歌い出しの音が順々に一音ずつ上がっていくことから、この僧侶はその各フレーズの歌詞の頭を引用して

Ut - Re - Mi - Fa - Sol - La - Si

でドレミの歌を作った。

Ut queant laxis
Resonare fibris
Mira gestorum
Famuli tuorum,
Solve Polluti
Labii reatum,
Sancte Ioannes.

古典イタリア語なので、なんだがよく分からんが、とにかくそういうことらしい。


で、お待たせしました。
我らがペギー葉山氏の [日本語詞]
ペギー葉山さんは海外で英語の「ドレミの歌」を耳にして、「是非日本の子供たちにも浸透させるべきだ」と日本語詞を手掛けることを決断したという。

彼は帰りの飛行機の中で、日本の子供たちに分かりやすいように、ドレミ・・・全ての音を「食べ物」に置き換えることを考えた。

ド は ドーナツの ド
レ は レモンの レ


・・・ いいでしょう。 しかし、だ。

ミ は みんなの ミ

・・・ 早くも「食べ物」は諦めてますから。

ファ は ファイトの ファ

・・・ みんなでスクラム組もう、ってことかな。

ソ は 青い空ぁ~

・・・ もう、どうでもよくなってません?

ラ は ラッパの ラぁ~

・・・ お、なんか子供向け単語に戻って来た感。

シ は し・あ・わ・せ よ~♪

・・・ あ、やっぱりどこかへ行っちゃいそう。気をしっかり持って!


ちなみに「ファ」は当初、飲料水の「ファンタ」にしようとしたが、商標を出すとNHK「みんなのうた」で放送できないため差し替えられた、という苦いエピソードがあるらしい。

考えてみると、この日本語詞、上手くまとまってはいるが。
とにかく物凄い歌詞である。これもある意味、脱帽。
by mikihiko_makita | 2006-03-16 06:05 | Mackyの想い 10選