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海外駐在員の目から見た日本とイギリス


by Mikihiko_Makita
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Lisboa Day 2

リスボン2日目も、朝から快晴。

ホテルでの朝食。 ハムやチーズ、パン、果物の種類が豊富で満足。
これから5日間、楽しめそう。 朝から生ハムでっせ うひっ
(・・・しかし帰る頃には自分が豚にならないよう気をつけよう)

10時頃にホテルを出て、地下鉄と市電(これが石畳の路地をガタゴトと・・・情緒たっぷりでなかなか良い)を乗り継いでリスボン中心部からテージョ川沿いに西へ6kmほどのべレン地区へ向かう。

この市西部は、16世紀初頭のポルトガル大航海時代ゆかりの土地で、ヴァスコ・ダ・ガマやらエンリケ航海王子やらの栄華を反映した世界遺産のモニュメントが目白押し。

Lisboa Day 2_e0032092_7274058.jpg

市電を降り、まずはジェロニモス修道院へ。ガイドブックによると、エンリケ王子の偉業を称え、またヴァスコ・ダ・ガマのインド航路開拓を記念して建てられた礼拝堂の跡地に、マヌエル1世が1502年に着工、とある。

なるほどその壮麗なたたずまいは、大航海時代の海外からの富によって建てられたというのも頷ける。石のアーチも優美な回廊と中庭も素晴らしかった。

Lisboa Day 2_e0032092_7364781.jpgLisboa Day 2_e0032092_737543.jpgLisboa Day 2_e0032092_7372397.jpg
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修道院近くの昼食をとった後、テージョ川方面へ歩き「発見のモニュメント」へ。

Lisboa Day 2_e0032092_7432569.jpg1960年にエンリケ王子の500回忌を記念して造られたモニュメント。テージョ川に向かって先頭に立つのがエンリケ王子。その後に天文学者、宣教師、船乗り、地理学者など当時第一線で活躍した人々が続く。

そう言えば、日本を訪れたザビエルもポルトガル人だったっけ。


Lisboa Day 2_e0032092_7565648.jpg最後に、司馬遼太郎がその姿を「テージョ川の公女」と称したべレンの塔へ。

テージョ川を見下ろすこの塔は、16世紀初頭に船の出入りを監視する要塞として建てられた。しかし一方、その女性的なたたずまいは、長い航海で二度と故郷の土を踏むかも分からぬ船乗りたちを見送り、また幸運にも戻ってきた男たちを温かく迎えてきた。塔の上からは大西洋に流れ込むテージョ川が遠くまで見渡せ、微かに潮の匂いが鼻をくすぐる。

それにしても、この赤提灯のような飾り付けは・・・どうなの。


こうして2日目は、リスボンの世界遺産が集中するべレン地区で一日の大部分を費やした。


Lisboa Day 2_e0032092_8193052.jpg←市電に乗ってホテルへ。すでに疲労の色が・・・

夕食は、ホテルのドアマンに薦められた近くの食堂に行く。英語が全く通じない、でも身振り手振りを交えて一生懸命「何が美味いか」説明してくれたおじさんたち。その笑顔と同じくらい、味も格別でした。Obrigado!
by mikihiko_makita | 2008-05-30 06:57