rainy sunday
2006年 02月 13日
今日の日曜日、妻は日本人のママ友だちとランチに出掛けた。
もうすぐ駐在期間が終わって帰国するお母さんの歓送会を兼ねていたらしい。
あいにくの雨だったが、僕と娘も部屋でヌボーっと時間を潰すわけにもいかず、ドライブがてらロンドンの中心地へ向かう。向かった先は自然史博物館(Natural History Museum)。恐竜の化石やら動植物の標本などが実に4億点も展示されている、大英博物館と肩を並べるマンモス博物館である。
「なかなか良いプランだろう、なぁ 娘よ」
お昼前に娘と家を出た。
いつもの様に助手席に座るはずのママの姿が見えない中、父親との二人きりの週末デートを強要され納得出来ない顔をした後部座席の娘は、
しばらく泣いて抗議する → 諦めてふてくされる → 寝る
という恐ろしく自己中心的な(子供ですから)行動に終始し、起きた時には空腹感をひたすらにアピール。博物館近辺に着いたものの駐車スペースがなかなか確保出来ずイライラする僕の琴線に触れるのであった。
ようやく車を停めて、まずは博物館近くのイタリアンカフェの重い扉を押す。中は学生らしきお洒落な若者(多分、常連だろう)で賑わっているが、東洋人の父子はめげずに店の奥の席へと歩を進めた。イタリア人の陽気なウェイターに、トマトとバジルのpasta、ハムとモッツァレラチーズのpaniniを注文。
[注文時のMackyのシナリオ]
娘はpastaを半分ほど残し、その残りとpaniniは父親の僕が頂く。
しかし、結論はこうだ。
[注文時のMackyの誤算]
娘はpasta一人前を完食。
ついでに父親のpaniniに食指を伸ばし、その半分を奪う。
需要と供給のアンバランス。
「お前、も、モッツァレラチーズって知ってるか?」
「£7(=約1400円)のpaniniの意味が分かるか?」
娘との楽しいひと時。心地よい敗北感。
その後、広い博物館の館内で、膨大な展示物に興奮して走り回る娘の数歩後を、明白な空腹感とスタミナ切れで肩を落としながら「こんなはずじゃなかった」と嘆く一人の父親の姿があった。
もうすぐ駐在期間が終わって帰国するお母さんの歓送会を兼ねていたらしい。
あいにくの雨だったが、僕と娘も部屋でヌボーっと時間を潰すわけにもいかず、ドライブがてらロンドンの中心地へ向かう。向かった先は自然史博物館(Natural History Museum)。恐竜の化石やら動植物の標本などが実に4億点も展示されている、大英博物館と肩を並べるマンモス博物館である。
「なかなか良いプランだろう、なぁ 娘よ」
お昼前に娘と家を出た。
いつもの様に助手席に座るはずのママの姿が見えない中、父親との二人きりの週末デートを強要され納得出来ない顔をした後部座席の娘は、
しばらく泣いて抗議する → 諦めてふてくされる → 寝る
という恐ろしく自己中心的な(子供ですから)行動に終始し、起きた時には空腹感をひたすらにアピール。博物館近辺に着いたものの駐車スペースがなかなか確保出来ずイライラする僕の琴線に触れるのであった。
ようやく車を停めて、まずは博物館近くのイタリアンカフェの重い扉を押す。中は学生らしきお洒落な若者(多分、常連だろう)で賑わっているが、東洋人の父子はめげずに店の奥の席へと歩を進めた。イタリア人の陽気なウェイターに、トマトとバジルのpasta、ハムとモッツァレラチーズのpaniniを注文。
[注文時のMackyのシナリオ]
娘はpastaを半分ほど残し、その残りとpaniniは父親の僕が頂く。
しかし、結論はこうだ。
[注文時のMackyの誤算]
娘はpasta一人前を完食。
ついでに父親のpaniniに食指を伸ばし、その半分を奪う。
需要と供給のアンバランス。
「お前、も、モッツァレラチーズって知ってるか?」
「£7(=約1400円)のpaniniの意味が分かるか?」
娘との楽しいひと時。心地よい敗北感。
その後、広い博物館の館内で、膨大な展示物に興奮して走り回る娘の数歩後を、明白な空腹感とスタミナ切れで肩を落としながら「こんなはずじゃなかった」と嘆く一人の父親の姿があった。
by mikihiko_makita
| 2006-02-13 08:47
| 散歩