海外駐在員の目から見た日本とイギリス


by Mikihiko_Makita
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熟考の時

This is a once in a lifetime crisis, and possibly the largest financial crisis of its kind in human history.
Charles Bean, Bank of England

経済情勢の悪化は、とどまることを知らない。

ウォール街の混乱が引き金となり、「金融危機」という言葉が頻繁にメディアで取り沙汰され始めた頃、僕はそれが一時的かつ特定の業界に限った「危機」であると半ば対岸の火事視していた。しかしたった数ヶ月で、その危機は人類を脅かすウイルスのように、完全に地球規模の混乱へと拡大した。僕の周囲では、預金口座がほぼ凍結し青ざめる同僚もいるし、年末の旅行を見送る人も多い。街ではクリスマスセールを前倒しして売り上げ確保に努める店、新聞の一面には連日「Crisis」や「Crunch」の文字が躍り、事の深刻さを認識させる。

ジャパニーズYen独り勝ちの中、輸出中心に生計を立てる日本企業にとっては、先行き不透明な厳しい冬が到来する。減収減益を避けるために、やむなく市場価格を上げざるを得ない事態も起きるだろうし、よって製品競合力の低下を招き、さらに売り上げが伸び悩むという無言のスパイラルに陥ることになる。経費を節約すれば減益は免れる、というレベルの話ではない。対日本円では、30~40%近くユーロやポンドのレートが悪化しているのだ。

どうすればこの「人類史上まれに見る危機」を乗り切れるか、熟考の時がやって来た。

そういう意味でも、逆にポジティブに考えると、来年は良い経験の年になるはずである。
困難には違いないが、「来るなら来い」と気持ちは前屈姿勢で臨みたい。
日本企業に勤める、海外駐在員として試行錯誤するしか方法は無い。

一方、数ヵ月後に「この記事はやや大袈裟であった」と自分を諌める日が来ることを願う、楽観主義の自分もいるけど。
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by mikihiko_makita | 2008-11-21 07:39

銀河鉄道スリーナイン

最近、1歳3ヶ月の次女が歩き出した。
こうなると彼女の行動範囲(侵食範囲、とも言う)も大幅に拡大する。

好奇心が旺盛な彼女は、家の中でも自分の周りに魅力的な物は無いか、どうにかしてそれに手を伸ばせないか、常に機会を窺っている。ソファに片足を乗せたまでは良いが、登ることも戻ることも出来ずに「あーうー」と困っている姿を見ているとなかなかいじらしくて面白い。

しかしこの時期は(長女の時もそうだったが)、僕が仕事から戻ってくると、家のドアの向こうでは少々厄介なことが待ち受けていることも覚悟しておかなければならない。

箱から飛び出したティッシュペーパーが散乱。
TVのリモコンを探すのが一苦労。ほとんど宝探し状態。
何か踏んづけたと思ったら、次女がこぼしたバナナや納豆の食べ残し。
着替える暇もなく抱っこを要求され、断ると大泣き。



ここに、24時間付きっきりで面倒を見ている妻を改めて尊敬したい。

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平日の昼、次女が起こしたハプニングは僕を驚かせた。

e0032092_7135667.jpg家の電話が鳴り、妻が出ると、なんと警察から。
「今、そちらから掛かってきたようだけど何かあった?」
どうやら番号通知になっていたが、応答が無いので向こうから掛け直してくれたらしい。

日本での110番(警察への緊急通報)は、イギリスでは999番。
次女が生まれて初めて電話を掛けた先は『警察』であった。

「これからは気をつけてね」
警察からきちんとお咎めを受けた妻だった。
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by mikihiko_makita | 2008-11-18 07:12

IN AMERICA

以前日本へ一時帰国した時に、不覚にも飛行機の中で号泣してしまった僕の大好きな映画「IN AMERICA - 三つの小さな願いごと」の一場面。



アイリッシュの主人公、クリスティ(Sarah Bolger)が学芸会で歌うイーグルスのDesperado。
この曲には色々と思い入れがあるのだが、彼女のピュアな歌声に魅了される。

昨日、子供が寝静まった後、久しぶりに妻とゆっくりこの映画のDVDを鑑賞。

以前は一児の親としてこの映画を観たが、娘二人の親として接すると同じ作品でもまた違った印象を受ける。自分の立場や周りの環境の変化で、新たな発見を提供してくれる。良い映画や音楽ってつまりはそういうものなんだ、と思ったりして。

オススメです。
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by mikihiko_makita | 2008-11-08 09:27
朝、僕の顔をしげしげと眺めていた長女がこう聞いてきた。

「なんでパパは鼻の中にも髪の毛が生えているの?」

うるへー 鼻毛だ、ハナゲ。

「へー ハナゲか。Kちゃん(自分)にも生えてくるのかな?」

生えるぞーそのうち。 パパくらいの歳になったら鼻毛ぼーぼーだぞー。

「ひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。」


e0032092_7213263.jpgということで、今日10月31日はハロウィンでした。
昨年までは、仮装しているお化けたちに強烈に拒絶反応を示した(要するに怖がりだった)長女も、今回は大好きなプリンセスに扮して、お友だちと「Trick or Treat !!」と叫びながら、ドアにハロウィンカボチャを飾るお宅へお邪魔してお菓子を貰って回ったそうである。

中にはかなり怖いお面を被って家の中で待機している人も居たようで、どっちが驚かされているのか分からないような場面もあったらしいが、子供たちは籠一杯にたまっていく戦利品(お菓子)を手に楽しんだ様子。


e0032092_723410.jpg地域住民と子供たちが交流する特別なイベントとして、また年に1回思い思いの衣装に身を包む遊び心満点の行事として、ここロンドンでハロウィンは親しまれている。

暖かくて素敵な習慣だな、と純粋に思う。



ところでこの記事のタイトルだが、子供たちが家庭を回っていると、モンゴル人家族が「仲間とはぐれたから一緒に回って欲しい」と合流してきたそうだ。
なんだか語呂が良かったのでタイトルに採用。
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by mikihiko_makita | 2008-11-01 06:59