海外駐在員の目から見た日本とイギリス


by Mikihiko_Makita
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木漏れ日

e0032092_8223432.jpg明日の元旦は帰国日。
残念ながら初詣に出掛ける時間が取れないため、今日は一日早く実家近くの神社に参拝することにした。

正月に向けてどこの店もfade-outの佇まいを見せる中、除夜の鐘から多くの人が集まる神社仏閣では出店が軒を連ね、数時間後に始まる年末商戦に鼻息が荒い。

タコの足(それもほんの爪先だ)で小さなタコ焼きをこしらえて法外な値段で売りさばこうとする業者を横目で見ながら、それでもポンドにすれば大したことないのに、少しの空腹を我慢して本堂に向かった。親子3人で来る年の健康を祈る。

e0032092_811256.jpg少年時代から僕を見下ろす大木も、木漏れ日とともに久しぶりの僕の来訪を優しく迎えてくれる。

そう、今日は僕の新しい家族を連れてきたんだよ。


夜は、日本の約40%の家庭がそうしたように、大晦日の紅白歌合戦を楽しんだ。

イギリスでは衛星TVを視聴していれば紅白をオンタイムで観ることが可能だが、時差の影響で午後3時前に勝敗が決まり「蛍の光」が流れることになる。何とも味気ない年越しになってしまう。(放送局は、気を利かせてイギリス時間の夜に再度録画を流してくれるが、この場合は気分的に生放送の臨場感は半減してしまう)

今年の紅白の内容を深く書き進めるものではないが、一番印象的だったのはゴリエ、である。今の日本のポップミュージックシーンにおいて彼女(彼)ほどのパーフォーマーはいない。あの足の上がり方、他の女子と息のあったcheer leadingは圧巻だったし、全てにおいて脱帽した。限りなく馬鹿だけど限りなく「萌え」だった。

明日、正午の便で親子3人でロンドンに戻る。
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by mikihiko_makita | 2005-12-31 22:56 | 旅行

忘年会

今日は、大学時代の友人を中心に10名ほどが集まり、新宿で忘年会を開いてくれた。

今回の一時帰国で、友人関係と再会の機会を持てるのは今日一日のみ。
まだまだ会いたい友人はたくさんいるが、次回帰国した時の楽しみに取っておこうと思う。

飲み屋で寝てしまった娘へ>遅くまで連れ出してゴメンね。
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by mikihiko_makita | 2005-12-30 22:26 | 旅行

安全第一

e0032092_630133.jpg仮に現場責任者Aさんとしよう。

このAさん、少し変ではないだろうか。

そう 目が笑っているのだ。

謝っているのに、なぜか上目づかいだし。
妻が言うには「ごめんなちゃーい!」って感じ。


昔から、工事現場でこの張り紙を目にする度に立ち止まって、Aさんの薄ら笑いに思いを馳せるのは僕だけだろうか。


今日は、横浜の妻の実家へ移動。
海の幸が自慢の小料理屋で、楽しい夜を過ごした。
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by mikihiko_makita | 2005-12-29 22:14 | 旅行

Tokyo Day 4

e0032092_5131859.jpg日本滞在4日目の水曜日、今日も食は進む。学生時代によく利用した飯田橋の食堂にて。

お腹一杯食べても3人で1800円(なんじゃそりゃ)の昼食後、池袋のサンシャインシティに出掛けた。

昨日のドライブで師走の渋滞を経験した僕たち。今日は地下鉄で移動。

ロンドンから東京に来て、地下鉄などの公共交通手段を利用すると、小さな子供を持つ親やお年寄り、体の不自由な人にはこの上なく不便な街であることを痛感させられる。これは子供が生まれる前には無かった不快感だが、ベビーカーを担いで階段を上がったり降りたりする頻度が異常に多いのだ。

東池袋の駅員は悪気も無くサラリと言う。
「この駅にはエレベーターはありません」

っていうか、 東京メトロ って何。
(営団地下鉄のことですよね)

サンシャインでは、水族館のアシカショーに恐れおののく娘をあやしたり、地上60階の展望フロアから改めて東京砂漠を眺めてみたり、充実した1日を過ごした。

年越し、そして帰国の日が着々と近づいている。

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by mikihiko_makita | 2005-12-28 22:04 | 旅行

Tokyo Day 3

e0032092_5475426.jpg3日目の今日は、僕の両親を交えてホテルで昼食を取った後、都内をドライブ。
今日は仕事納めなのだろう、あちこちで渋滞にはまり、身動きが取れなくなる。

「あ~もうっ!!!」

e0032092_54966.jpgハンドルに突っ伏した後、顔を上げると・・・

横は六本木ヒルズの発光ダイオードだった。

「きれー きれー」
後部座席から娘が感嘆の声を上げる。


時間が経つのが早いよ~
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by mikihiko_makita | 2005-12-27 22:37 | 旅行

古巣

e0032092_4262089.jpg日本滞在2日目の今日は、妻と娘の家族3人で原宿~表参道~渋谷をブラブラと散歩。

イギリスに赴任する前の数年間はこの周辺に住んでいたこともあり、久しぶりに訪れた地は何もかもが懐かしく感じられる。

原宿のGAPで娘の服などを物色した後、近くのラーメン店に駆け込む。


言い忘れていたが、イギリスではいまだかつて美味しいラーメンに巡り合ったためしがない。ユーロスターで3時間のパリにはそこそこ納得できる美味い店があるのだが、同じユーロ圏でも食文化の違いは一杯のラーメンにも如実に現れる。これほど多くの日本人が暮らすイギリスという国の七不思議の一つ。

話を戻して表参道のラーメン屋。
妻も僕もあまりの美味しさに「きゃー」とか「くぉー」とか意味を成さない声を発しながらラーメンを堪能した後、近くのタコ焼き屋へ。

e0032092_541133.jpgしかしここは年末だからか休業・・・残念ナリ。


・・・・・ん?
何だか食い倒れツアー化してません?




その後、ブラブラと店を回って眼鏡などを購入。最後は以前行きつけだった串焼き屋で締める。顔見知りのマスターも僕たちの久しぶりの来訪を暖かく迎えてくれた。

e0032092_575269.jpg以前は通勤路だった道玄坂もクリスマスのライトアップで綺麗だったなぁ。

2日目はこんな感じ。


ブタだ。ロンドンに帰る頃には。
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by mikihiko_makita | 2005-12-26 22:55 | 旅行

Flight to Japan

12月24日クリスマスイブ。
家族の待つ日本へ、久しぶりの一時帰国。日本時間での到着は25日正午。

聖なる夜に一人ロシア上空を飛んでいる寂しさよりも、これから過ごす1週間の期待感の方が断然強い。サンタの帽子姿でシャンパンをふるまいながらも「イブの日に何故仕事?」と不満気な客室乗務員たちも、そんな僕には光り輝いて見える。

許される日本での滞在期間はたったの1週間。しかし、年末年始の日本は独特の雰囲気に包まれるというか一種特有な趣があり、それは今の僕にはとても貴重な時間に感じられる。

着陸前のコクピットからのアナウンスでは、成田の気温は約2度。ここ1週間ほど暖かかったロンドンよりもぐっと冷え込んだ列島に僕は降り立った。深く息を吸い込む。吐く息が白い。

京成スカイライナーで上野に出て、タクシーで東京の実家へ。
妻と娘との久しぶりの再会。

娘は僕の顔を見てはじめは笑顔で迎えてくれた。
しかし、その後大粒の涙をためて僕に抱きついてきた。
多分、彼女の胸中はこんな感じだろう。

お前、今までどこにいたんじゃ!

e0032092_13444773.jpg我慢して溜まっていたものが溢れ出すように泣きじゃくる我が子をそっと、しかししっかりと抱きしめる。

「ごめんね、ごめんね」と言葉を掛ける僕に、彼女はここぞとばかりに涙と鼻水を押し付ける。やはり、来て良かった。

買ってきたクリスマスプレゼントを家族に手渡す。


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そんな心地よい雰囲気の中、日本での初日は幕を開けた。
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by mikihiko_makita | 2005-12-25 22:06 | 旅行

missing...

今日は、人事のF君の帰任の日。
彼のフライトは夜7時過ぎHeathrow空港発のJAL。

僕は、空港のゲートまで彼と彼の奥さんを見送りに行くつもりだった。いや、実際に4時半には仕事を終え、車で空港に向かったのだ。僕の会社は空港に近い。フライトの2時間前(5時)に着けば余裕だと踏んでいた。

空港の駐車場に車を停め、ゲートに向かう。

すると、会社の日本人が数人、こちらに引き返してくるではないか。

「F君、もうゲートに入っちゃったよ」

え!?

「4時過ぎに」

・・・ (がーん)


後で聞くと、僕のように空港に来たがF君に会えなかった人がかなりの数いるらしい。


F君、早いよ帰るのが。
(見送りに行く、って言ったじゃんかよ~)
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by mikihiko_makita | 2005-12-24 08:46

Secret Santa

サンタがオフィスにやってきた!ヤーヤーヤー!!

ということで、再び会社ネタで恐縮だが、今日は"Secret Santa"という毎年恒例の企画がオフィスで開催された。

数日前、参加の意思表示をした社員は、幹事からクジを引くように言われた。
その紙には社内の自分以外の人の名前が書かれている。
週末などを利用して、その人のために£5相当のプレゼントを用意する。
プレゼントに誰宛かを記入して、幹事のデスク横の大きな袋に入れておく。
その袋の中は、思い思いのプレゼントで一杯。
企画当日、社員の一人が扮するサンタがやって来て、皆にプレゼントを配る。

貰った本人は、誰からのプレゼントだか分からない仕組み。

だから、Secret Santa。(単純)

で、

e0032092_752499.jpg「ホー!ホー!ホー!」

昼前、オフィスにサンタがやってきた。
しかし、何故かみんな無視して仕事を続けてる。

か、可哀相なサンタ・・・
(本人はいっぱいいっぱいなのに)


昨年この企画に参加できなかった僕は、今年は張り切って参加。

e0032092_7104511.jpg僕が引いたクジに書かれた人はイギリス人男性だったので、プレゼントはギャグ系で攻めた。(右)
これぞ£5で紹介できる、日本のハイテク技術。
とは言え、ちょっと遊び過ぎだろうか。
もしかしたら、貰った人は落胆するかも・・・

しかし、僕からのプレゼントを受け取ったその人、何故かけっこう嬉しそうにしていた。


僕が貰ったのは黒キャブ(ロンドン名物の黒いタクシー:Black Cab)のおもちゃ。ぬいぐるみが嫌いミニカーが好きな、僕の娘にあげよう。
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by mikihiko_makita | 2005-12-22 08:49

flattery

今日の夕方、オランダ・アムステルダムの本社で働いている中国系オランダ人の姿を見掛けて、声を掛けた。彼は、いわゆるsupply chain management(資材の調達・製品の受発注や在庫管理をシステムの導入等により最適化していく企業活動)のsupervisorで、「何か分からないことがあれば彼に聞け」と皆が口を揃えるほど、社内では一目置かれる存在である。

僕がこちらに赴任してまだ経験が浅かった日々は、日に一度は彼に電話を掛けて力になってもらった。もちろん、今ではその頻度は確実に減ったが、今まで何とか甚大な損失を伴うことなく仕事を遂行出来たのは、彼の助けに依るところが大きい。


彼との立ち話の中で、僕の英語のレベルに話題が移った。

「最初のうち、君のメールは何を言いたいのか良く分からんかったのだよ」

赤面する僕に、彼はフォローもちゃんと忘れない。

「でもこの一年で随分成長したね」
「今は君のメールはほぼ100%理解できるよ」

先生から成績を褒められる児童のように、思わず喜んでしまった。


ちなみに、彼は同性愛者である。というか、彼には旦那がいる。
彼がオランダに移住した理由は、同性結婚が許される数少ない国だからだ。

最後に「良いクリスマスを」と、手を差し出してきた彼。
ほんの少しだけ握手に時間が掛かったのは、僕の気のせい...だと思いたい。
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by mikihiko_makita | 2005-12-21 08:05