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海外駐在員の目から見た日本とイギリス


by Mikihiko_Makita
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Vincent Van Gogh

出張3日目の今日、アムステルダムはどんよりとした曇り空。イギリスと同様、高緯度に位置するオランダは、年間を通して暗い季節が多い。それを物語るのが、印象派の巨匠 ゴッホ(Vincent Van Gogh, 1853-1890)の作品である。

オランダ人のゴッホの、その初期作品は暗い色彩の物がほとんどである。これはその時代の他のオランダ人画家たちの画風にも要因があるが、実際、オランダという国は暗い日が多かった。
初期のゴッホの作品には人は全く見向きもせず(売れず)、彼は経済的に苦しい日々を過ごした。

彼の画風に革命が起きたのはその後、彼が花の都・パリや暖かい陽光に包まれた南仏地方に移り住んでからであった。赤や黄色といった明るい色彩溢れる絵を描き、彼の作品に興味を持つ人が増え、彼にも経済的余裕が生まれた。「ひまわり」などの名画もこの時期の作品である。

彼はその後、故郷のオランダに帰国することなく37歳の短い生涯を終えた(銃で自殺を図り、2日後に病院で死亡)が、今でもオランダの人々の心の中に生き続けている。

before
Vincent Van Gogh_e0032092_11323195.jpg
after
Vincent Van Gogh_e0032092_1133731.jpg
by mikihiko_makita | 2005-10-15 10:51